フレンズ シーズン1-4 その1

それではシーズン1の4を見てみることにします。

タイトルはThe One With George Stephanopoulosです。

日本版は22:45ですが、米国版は25:19あります。

 

まず冒頭のもし全能(omnipetent)になれたらどんな願いをかなえるか、みんなで話しているところにジョーイが来たので同じことを聞くと彼は自殺するといいます。

ロスは彼が勘違いしていることを伝えようと

”Joey, omnipetent.” 

と難しめの単語をしっかり発音して説明します。

するとジョーイは

”You are?”

とさらに勘違いを続けています。

これは

”omnipotent”全能 と言う単語と

”I'm impotent.”  僕はインポテンツだ 

という文の発音がとても似ているからジョーイはロスが「不能」だと勘違いしていまったということなんですね。ロスの独特の英語の抑揚がさらに紛らわしくなった原因でしょうか。

 

このギャグは日本語に訳すのがとても難しく、

”You are?”を無理やり”どう違うの?” とジョーイがただの無知なようにしてしまっていますね。

米国版はこの後もセリフが続き、

”Ross, I'm sorry. I had no idea. I thought it was a theoretical question.” 

と ”ロスごめん。不注意だった。その話はtheoretical(理論的、机上の)質問だと思ったんだ”

自殺なんてしなくていい、気にするなよ。というニュアンスでロスを気づかっています。優しいですね。

ロスはあきれたってその場を去ってしまいますが、チャンドラーはよしよし、お前は悪くない、というような感じで背中を叩いて慰めていますね。

ジョーイとチャンドラーの関係が伝わってきます。

 

そして主題歌が終わり、カウチでフィービーが寝ているシーン。

日本版は

モニカ ”How does she do that?”  彼女って寝てるの?

ロス  ”I cannot sleep in a public place.” 僕は人がいるところじゃなかなか寝られない。

モニカ ”Would you look at her?” でも見て

とテンポがいいのですが、米国版はロスのパブリックプレイス発言のあとに説明が入ります。

 

ロスが  ”Libraries, Airplanes, movie theathers....”と例を挙げていると、モニカが

”You slept at the Grand Canyon.”と、あなたはグランドキャニオンで寝てたわよ、突っ込むと

ロスは ”Hello, Mom and Dad never took us to the Grand Canyon.”

と自信たっぷりに、グランドキャニオンなんか、 パパとママに連れて行ってもらったことないよ、と反論しています。この”Hello”の使い方はバックトゥザフューチャーのビフがジョージの頭を叩くときの”Hello”に少し似てますね。

しかしモニカはそれは違うよ、と表情で訴えかけるとロスは、

”Mom and Dad took us to the Grand Canyon?”

グランドキャニオンは立ち寄ったことあるけど、僕はずっと寝てたから覚えてないの?と察したようです。

笑うネタが増えてますね。

 

その後ジョーイとチャンドラーが入ってきてロスをホッケーに誘いますが、今日は特別な日だから遠慮しとくよ、と断ります。米国版では途中ジョーイが

”You told your sister that?” 

そんな初体験の日のことを実の妹に話すの?、と驚いていると、ロスは

”Believe me, I told everyone.”

みんなに言ってるから、心配しないで、と答え、それにジョーイはあきれています。

 

では、続きはその2で。

 

ありがとうございました。