前回の続きです。
レイチェルはバリーに電話して結婚式を抜け出したことを謝っていますが、留守電が切れて再びかけた後、少し長くなっています。
”I know that some lucky girl is going to become Mrs. Barry Finkel. But it isn't me. It's not me."
"Not that I have any idea who "me" is right now, but you just..”
歯医者であるバリーの妻になることはとても幸運なことなんだけど、その人は私じゃないの、じゃあ誰かと言われたらわからないんだけど・・ のような感じでしょうか。
そしてロスの部屋に場面が変わります。
ロスはキャロルのお気に入りのビールを手に、愚痴っています。
”I'm devorced.I'm only 26,and I'm devorced!”
そしてその愚痴をチャンドラーとジョーイは聞きながら椅子を組み立てています。
しかし少し触るとバラバラに。
それを見たロスは
”That only took me an hour.” 自分は一時間でそれを作れたよ とチャンドラーを非難するようなことを言うと、
チャンドラーが言い返します。
”We haven't had a relationship that's lasted longer than a Mento.”
メントス一粒なめるほどの時間しか付き合いが無いのに手伝ってやってるのにその言い方ある? というような感じでしょうか。
"You have had the love of a woman for four years.Four years of closeness and sharing, after which she ripped your heart out. That is why we don't do it! I don't think that was my point!"
お前は四年間好きな女性と結婚していたじゃないか。でも俺たちにはそんな関係は無いよな? と言い返してます。
実際は高校からの長い付き合いなんですが(笑)
この後はジョーイのアイスクリームの味トークに続きます。
そして場面はロスが”スプーンを持ってた時なんてずっと昔なのに今となって誰を誘えばいいんだ”と悩んでいると、ジョーイはこの後用事があるようで
”Great story. But I gotta go.” と出かけようとします。デートのようです。
"I got a date with Andrea. Angela. No Andrea." どうやら今からデートをする女性の名前を忘れてしまったようです(笑)
困ったジョーイは、いつもしているのかチャンドラーにヘルプを求めます。
”Andrea's the screamer. Angela has cats.” とチャンドラーはスラスラ答えます。
”Right, thanks.It's Julie. I'm out of here.” どちらでもなかったようです(笑)
そして朝になりモニカの部屋、
生れて初めてコーヒーを入れたと自慢げなレイチェル。
"If I can make coffee, there isn't anything I can't do."
自分が進歩しているのが嬉しそうです。そんなレイチェルにチャンドラーが
”I think it's, "If I can invade Poland, there's nothing I can't do.”
俺もポーランドに侵攻できたらなんでもできる気がする、
と第二次大戦ネタを持ってきています。
でも飲んでみるととてもまずいコーヒーなので目の前の鉢植えに捨てられています。
そうこうしているとモニカが起きてきて、男性陣二人がいるのを見て絶対何か言われるわと察します。
"Oh good.Lenny and Squiggy are here." Lenny and Squiggy というコンビ名で向こうの人はわかるようですね。
次にポールも寝室から出てきてさわやかな表情で帰ろうとします。
その後二人はドアの外で別れを惜しんでいますが、ポールは
”Last night was like all my birthdays, both graduations...... plus the barn-raising scene in WITNESS.”
"WITNESS"が大文字なので映画か何かのタイトルのようですが、昨夜はとてもすばらしい時間を過ごせたと過剰なくらいモニカに感謝しています。
ポールが帰るとみんな現実に引き戻されたので仕事に行くことになりますが、役者であることをレイチェルに話したジョーイはみんなにからかわれます。そして帰り際に
”You should both know that he's a deadman.”と言ってからチャンドラーを追いかけます。
これもなにかの芝居のセリフなんでしょうか。
男性陣が出て行った後、モニカはレイチェルを心配するような素振りをしますが、舞い上がっているので結局ポールとの話題に戻ってきてしまいます。モニカはポールのことをレイチェルの元カレのトニーと似た感じと説明すると、レイチェルは
”Oh,wow, are you in trouble!”
そしてモニカは "Big time!"と返します。 ここでのtroubleは歓迎すべき物事のような感じですかね。
レイチェル ”Want a wedding dress? Hardly used.” ウェディングドレスいる?使い込まれてるやつだけど。
昨日使ってたドレスを早速ゆずってくれるらしいですね(笑)
モニカ ”I think we are getting a little ahead of ourselves here.”
でも私たちだけでは決められない、と先走った発言をしています。
そして日本版の”でも冷静に戻って仕事に行かないと”にセリフが続いて行きます。
場面は変わり、調理人として働いているモニカは休暇明けのメラニーに昨晩デートをしたことがバレてしまいます。
なぜわかったのか不思議なモニカですが、メラニーは答えず
”Oh, I hate you, I'm pushing my Aunt Roz through Parrot Jungle and you're having sex! So? Who?”
あたしはおばとパロットジャングル、熱帯園のようなものでしょうか、そこにいるときに あなたはこっちでデートしてたなんて憎らしいわ、で、相手は? と畳みかけてきます。
そしてメラニーとのやりとりで、ポールは自分だけの特別な人ではないことがすぐにわかってしまいます。
そしていつもの喫茶店でモニカは不満をみんなにぶつけます。
”I hate men! I hate men!” かなり気持ちがこもってますね。そしたらフィービーが
”Oh no, don't hate, you don't want to put that out into the universe.”
この言い回しはなぐさめの定番のようですね、でもそのため逆によそよそしくておかしいようです。
そしてモニカの男運の無さのエピソードの次はレイチェルの金銭感覚のネタに続きます。
求職の面接に全滅のレイチェルですが、とても素敵なブーツが半額で買えた、と上機嫌です。
職を探しに行ったのに散財しているので、どうやって買ったのか聞かれると気まずそうに「パパのカード・・・」
そしてモニカの部屋でクレカを処分するシーンになります。
日本版はあっさり切りますが、米国版は
”Oh God, come on you guys, is this really necessary? I mean, I can stop charging anytime I want.”
とまず こんなこと必要なの? とレイチェルは躊躇しています。
親にはずっと頼り切りはだめ、との忠告に、だから歯医者のバリーと結婚するつもりだった、の返事は面白いですね。
その後
”No. No, no, I'm not ready! How can I be ready? "Hey, Rach! You ready to jump out the airplane without your parachute?" Come on, I can't do this!”
「パラシュートなしで飛行機から飛び降りろ、って言われてできる? 無理よ。」となかなか踏ん切りがつかないようです。
モニカは、あなたならできる!
ロスも
”Come on, you made coffee! You can do anything!” とコーヒーも自分で入れられるようになっただろ?なんでもできるよ、と応援しますが、その横でチャンドラーは、まずくて飲めなかったコーヒーを捨てた鉢植えを隠しています。
とりあえずロスが差し出したカードを切り、
”Y'know what? I think we can just leave it at that. It's kinda like a symbolic gesture...” と一枚切って後は捨てれば儀式としては終わりよね?とこの場はひとまずやりすごして後で拾う可能性を残そうとしますが、モニカに
”Rachel! That was a library card!” それはただの図書館のカードよ! と言われ結局全てのカードを切ることになってしまいます。そして切っている最中にチャンドラーが
”Y'know, if you listen closely, you can hear a thousand retailers scream.”
耳をすましてごらん?レイチェルに買い物をしてもらえなくなるお店の悲鳴が聞こえてくるよ、と茶化していますね。
最後はまた喫茶店のシーンです。
またチャンドラーの夢の話になりそうですが、レイチェルがコーヒーのおかわりを持ってきてみんなもらっています。
それを見た窓際の客が
”Ahh, miss? More coffee?” こっちにもくれない?とレイチェルに言うと、チャンドラーの話が聞きたかったレイチェルは
近くを通りかかった別の客に
”Excuse me, could you give this to that guy over there? Go ahead.” と自分がウェイトレスをやっていることを忘れて仕事を客に押し付け、みんなとくつろぎモードになってしまいました。
第一話のフルバージョンは以上のような感じです。
各話でも違うのでまた気づいたらまとめてみたいと思います。
ありがとうございました。